今季限りでの現役引退が発表されたオリックス・安達了一内野手(36、内野守備走塁コーチ兼任)が13日、京セラドームで引退会見に臨んだ。
【安達と一問一答(2)】
――16年に潰瘍性大腸炎と診断された時の素直な思い
「素直には、やめようと思いましたね」
――それでも試合に出た
「やっぱり家族の支えだったり、ファンの方がSNSを通じていろいろ励ましてくれたんで、頑張ろうという気持ちでやっていました」
――周囲からの言葉はどう届いていた
「周りの方が本当に自分の病気のことを気を使ってくれて、自分がやりやすいようにやってくれたんで、本当に助かりましたね」
――復帰戦は大歓声
「復帰した試合、あれは忘れられないですね。1打席目。本当に泣きそうになりました」
――同じ境遇で苦しむ人へ、どんな思いだった
「手紙とかも結構来て、僕も潰瘍性大腸炎ですとか、病気ですって言われたり、結構あったんで。自分もそういう人たちのために、まだやんなくちゃいけないなと思いながらずっと野球を続けてました」
――プロ野球選手としての責務は果たせたか
「果たせたんじゃないかなと思います」
――一番印象に残っている試合
「どうなんだろ。やっぱりいい試合は印象に残っているのはいっぱいあるんですけど、近くなったら、やっぱりその失策した時が、あまりよくないですけど、自分の中にずっと残ってしまって、自分の分かれ道だったのかなと思いましたね」
――守備へのこだわり、準備へのこだわりは
「やっぱりプロ入った時に、もうバッティングじゃ絶対生きていけないと思ってて。守備を頑張って、色々コーチの方々とかに助けてもらいながらやって守備が上手いって言われるようになったんで。本当に守備のおかげでここまでできたので、後悔はないです」
――球団に対しての思いは
「オリックスでなければここまで使ってもらえなかったですし、本当に3連覇もできましたし、日本一になりましたので。本当に感謝しかないです」
――ファンに向けてはどんな思い
「本当に暖かいファンの方しかいないんで。本当オリックスに来てよかったな、オリックスで終われてよかったなって思います」
――引退後の予定
「まだ分からないですけど、オリックスに貢献できるようにやりたいですね」
――チームへの思い、かける言葉は
「やっぱり諦めずに、いっぱいファンも見ていてくれるんで。そういう姿を見せずに、諦めない姿を見せて 頑張ってほしいです」
――13年間を一言で表すなら
「感謝ですかね。周りの方の支えでやっぱりここまで来れたんで、そういう意味での感謝です」
――最後にファンに向けて
「13年間本当に暖かいご声援ありがとうございました。あの声援がなかったら、ここまでやってこれてなかったので。これからもまだチームは多分強くなると思うので、まだたくさんの応援よろしくお願いします」
――会見の最後に安達から
「報道陣の皆様、安達了一という名前をいい時も悪い時も全国に広めていただき、本当にありがとうございました」