◇セ・リーグ ヤクルト―巨人(2024年9月13日 神宮)
ヤクルトの山野太一投手(25)が13日、巨人戦(神宮)に先発登板。5回まで無安打無得点の快投を見せていたが、6回に岸田に初安打を許した。
ミスタースワローズの青木が引退を表明し会見した日に、本拠・神宮でナインが魂の野球を見せつけた。
先発の山野は、マジック点灯の可能性がある一戦に臨む巨人打線を完璧に抑え込んだ。4回まで一人のランナーも許さぬパーフェクトピッチング。5回に先頭の岡本和に四球を出したものの、浅野を遊撃併殺に仕留め15人斬り。神宮がざわめきだした。
しかし、期待が高まって来た6回。先頭の門脇を遊ゴロに仕留めるも、続く8番・岸田に、この日62球目となる直球を右前に運ばれ、神宮にため息と歓声が交錯した。代打・オコエを右飛に打ち取った後に丸に2ランを許し2失点となった。
打線は、試合前に行われた青木の引退表明会見で涙を流した4番・村上が、初回に相手先発右腕・山崎伊の直球を完璧に捉えバックスクリーン右横上段に26語う先制3ラン。同じく会見で花束を渡した山田が3回に適時打を放つなど5回を終えて5得点と、山野の快投を後押しした。