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京都が3連勝 ラファエルエリアスが7戦7発 3戦連発の原大智が決勝弾

スポニチアネックス 2024年9月13日 22時28分

 ◇明治安田生命J1リーグ第30節 京都2―1横浜(2024年9月13日 ニッパツ三ツ沢球技場)

 京都が前半9分に退場者を出した横浜に対して数的優位に立ち、2―1で勝って今季初の3連勝となった。

 試合前、京都のチョウ貴裁(チョウ・キジェ)監督は「J1に昇格した22年にマリノスにはニッパツでボコボコにされた。そういうところを払拭できれば」と話した。スコアこそ0―2だが、シュート数は3―23と一方的だった。同じ会場での試合は前半早々に一人多い状況になったが、指揮官は「相手が一人少なくなって、かえってちょっと難しい展開になった」と楽観視していなかった。「相手のパス回しにもブレずに粘り強く戦った。マリノスの前の攻撃陣を完封した後ろの選手の勝利かなと思う。今までとはまた違った勝ち方ができたかな」と振り返った。

 前半23分、主将のMF川崎颯太(23)がペナルティーエリア手前で相手DFを引きつけて右ポケットにスルーパス。反応したFWマルコ・トゥーリオは(26)は左に折り返し、フリーで走っていたFWラファエル・エリアス(25)の7戦7発、3戦連続弾となる左足シュートを引き出した。

 38分に横浜の左CKをDF鈴木義宜(32)がオウンゴールして追いつかれたものの、後半8分にはFW原大智(25)が魅せた。「佐藤(響)選手と目が合ったんで」と中央を抜け出して横浜DF永戸勝也(29)を、DFエドゥアルド(31)を個人技で交わしてペナルティーエリアの外から強烈な右足シュート。「いい感じで切り返して。最後は相手GKの逆を狙ったいいシュートを撃てたかと思います」と冷静に話した。原もエリアスとともに3戦連続ゴールだった。

 原の生み出した2点目を守り切って京都は今季初の3連勝。チョウ監督は「マリノスさんからは優勝を諦めてないぞというエネルギーを感じた。我々は後半になっていい意味で落ち着いてゲームを進めたことが勝利につながったかなと思います」と総括した。

 横浜がルヴァン杯札幌戦から中4日の試合だったのに対し、京都は8月31日の鹿島戦が台風10号の影響で中止になって約3週間の強化期間ができた。パリ五輪で腰を痛めたMF川崎はコンディションを戻してフル出場。FW豊川雄太(30)も故障が癒えて途中出場した。5月から6月にかけて最下位に沈んだチームの面影は消え失せた。18日は天皇杯・J2千葉戦を戦い、J1ではG大阪(22日)、神戸(10月6日)、広島(11月3日)、鹿島(11月17日)、町田(11月30日)と上位との対戦を残す。強い京都との対戦結果が優勝争いの鍵を握る展開になりそうだ。

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