◇セ・リーグ 広島3―7阪神(2024年9月13日 甲子園)
広島は阪神・高橋に8月11日からの約1カ月間で3戦3勝を許した。計1得点に抑え込まれた過去2戦と違って初回に秋山の右翼線二塁打を起点に初めて先制。4点を追う6回には堂林の左前適時打と坂倉のファウルゾーンへの左犠飛で2点差に迫り、降板へと追い込んだ。
3試合とも4安打ずつでも抵抗は見せ、特に2試合ぶり4番の堂林は4回の左越え二塁打と合わせて意地の2安打。「いい球を投げる投手。追い込まれる前に…と意識した」と振り返り、「もう言葉を並べても仕方ない。とにかく勝ちにいく姿勢で示していきたい。必死で頑張る」と苦境打開を期した。
1勝9敗の最近10試合で本塁打は坂倉の1本だけ。期待の末包は6回2死一、二塁での見逃し三振など、9月は打率・139、0本塁打、2打点にとどまる。停滞を打ち破る一打が待ち遠しい。