球界最年長のヤクルト・石川雅規投手(44)が来季も現役を続行することが13日、分かった。23年目の今季は6月2日の楽天戦で白星を挙げ、史上初の新人から23年連続勝利の記録を樹立した。
今季は登板間隔を空けながら8試合で1勝4敗、防御率4.14。通算200勝まで残り14勝で「大きな目標がある。ボロボロになるまでやりたい」と話していた。後輩選手の良き手本で、惜しみなく助言を送るなど、球団は戦力としてだけでなくチームへの貢献度を高く評価する。
引退を表明した青木は、石川から「もう1年やろう」と慰留されたと明かし「相談する時は石川さんが多かった。いてくれて本当に助かった」と感謝。数々の記録を塗り替えてきた「小さな大投手」が、盟友の思いも受け継ぎ24年目に臨む。