◇東京六大学野球秋季リーグ戦 早大20―0東大(2024年9月14日 神宮)
東京六大学野球の秋季リーグ戦が14日、開幕し、早大は20―0で東大に大勝した。
今秋ドラフト候補の吉納は「3番・右翼」で出場し、2安打7打点。4回1死満塁から直球を捉え、中越えに満塁弾を放つと、9回はスライダーを右越えに3ラン。直前には満塁から暴投による得点があり、満塁本塁打×2は惜しくも幻に終わっていた。
ドラフトの評価に大きく関わるラストシーズンで最高のスタートを切った吉納。「去年の秋と同じ1試合2本というスタート。その時は優勝できなかったので今季は自分が優勝に導きたい」と意気込んだ。
視察したDeNA・稲嶺茂夫スカウトは「いきなり2本も打つとは…。パンチ力があるところが吉納選手の特徴です。今日の試合は大差でしたが、打つべきボールを待てたところに価値がありますね。やはりパワーがあります。足、肩もそろっていますし、先輩の蛭間選手(西武)のようなタイプでしょう」と評した。