◇パ・リーグ 日本ハム5―7楽天(2024年9月14日 楽天モバイル)
3点を追う9回、日本ハムは1死満塁のチャンスをつくるなど見せ場をつくった。
新庄剛志監督(52)は試合後「何点差ついてても、このファイターズっていうチームは、ファンの腰を上げさせないチームになってきましたね。帰らないもんね。何かあるんだろうって。凄いね、こういうチームになってきたなと」と語った。
新庄監督との主なやりとりは以下の通り。
――前カードでは2試合連続サヨナラ勝利を飾っている。終盤に強い。
「2点差ぐらいだったら、ほんとに勝ちパターンのピッチャーを出したいぐらいではありますけどね。そこらへんが難しいところがあって」
――1番・水谷は今季4度目の先頭打者アーチ。9回は2点差として、なお2死一、三塁で打席に入ったが空振り三振を喫した。
「最後打ってほしかったね。センター前ぐらい。したら、また次も、俺も次も次もっていう。でも勢いはつけてくれますよね、1番バッターで。ああいうふうにホームラン打ってくれると。でも経験少ないんで、これから、これから十分でしょ」
――規定打席には届いていないが3割近く(・295)打ってる。
「いやいや、数字の問題じゃなくて。その場面場面での対応力っていうのがだんだん、だんだんね。これがまた試合にずっと出てくれば、例えばノーアウトセカンドでも、思いっきり振るんじゃなくて、右にヒットを打つ意識とかできてくるんですよ、これが。 そういうのができてきたら、全員出来てきて、もっともっと簡単に点が取れるっていうところで」
――則本から毎回のようにチャンスをつくっている。
「ウチだけでしょ則本くんから点取ってるの。他のチームは、1点とか、まあまあ、ほとんどセロで、なんかあるんでしょうね。 でもね、気合も入ってましたよね。則本くんの。何回もやられてたまるかっていう。それはなかなかこっちも。でもね、粘ってますもんね」
――好ゲームだが、危機管理もしっかり?
「ね、いいゲームばっかしずっとしてたんで、あ、久々にやられたなって。これでズルズル行かないようにね。まだ若いから、これがまたやばいやばいやばいって。こうね、負けが続いてしまうと 連敗になる可能性も高いチームなんで。これはここでピッチャーが1点で、2点までで抑えてくれたらまた乗っていけると思う」