◇セ・リーグ 阪神4-3広島(2024年9月14日 甲子園)
阪神は、広島にサヨナラ勝利となった。9回2死一、三塁から中野が中前打で決めた。
3点劣勢の7回に猛攻を見せ同点に追い付いた。3番手・森浦が登板した7回1死満塁から梅野の押し出し四球で1点を返すと、続く木浪の二ゴロの間で1点差に迫った。なおも1死満塁で代打・原口の左前適時打で試合を振り出しに戻した。
先発の才木は、6回を6安打3失点。3回まで広島打線を抑え込んだものの、4回と6回に失点し、自身5連勝とはならなかった。
7回から富田、8回は岩崎、9回はゲラが無失点でつないだ。
ヒーローインタビューには原口と中野が登場。原口は同点打について「最高の場面だと思って。またファンの皆さんの歓声が凄かったので何とかしてやろうと思いました。抜けてくれてよかった。自分のスイングができた」と振り返った。「チームが波に乗りかけているところなので、一丸で(白星を)取れたのは明日につながる」と手応えを語った。
中野は「この球場で最高の結果で終わることができたのでうれしく思います」と勝利をかみしめた。「ここで打たなければ、球場の皆さんが“延長か…”って気持ちになるだろうなと思って、気合を入れて打席に立ちました」と回想。「走者が三塁にいたのでヒットでいい、と楽な気持ちで打てた」とも語り、水かけの祝福には「ビショビショになりましたけどうれしい気持ちです」と充実の笑顔をみせた。
また、「チームにとっても大きい1勝ですし、今日は去年優勝を決めた日でもあるので。なんとしても負けられない試合だったので、勝てて良かった」と力を込め、「チームにいい流れが来てるので、ファンの皆さんと一緒に優勝を目指して最後まで諦めずがんばります」と誓った。