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町田が福岡破り首位返り咲き 中山&昌子が前半負傷交代も日本代表DF望月が急造センターバックで無失点

スポニチアネックス 2024年9月14日 20時32分

 ◇明治安田J1リーグ第30節 町田3―0福岡(2024年9月14日 ベスト電器スタジアム)

 町田がリーグ再開初戦で首位に返り咲いた。守備ラインに負傷者が相次ぎながらも耐えしのぎ、後半に立て続けに3点を奪い福岡を圧倒。初昇格から優勝への偉業へ、再び走り出した。

 リーグ戦中断明けで日本の3人を含む5人が代表活動から戻った町田は、FW藤尾翔太がルヴァン杯での退場により出場停止で不在。2トップの一角には、“福岡キラー”としてならす40歳FW中島裕希が今季リーグ戦初先発した。開始から激しい接触プレーが相次ぎ、前半5分に日本代表DF中山雄太が負傷で、同33分には主将のDF昌子源が脳振とうの疑いで交代。昌子との交代では、今月日本代表に初招集された本職サイドバックのDF望月ヘンリー海輝が急造センターバックに入った。

 前半を耐え抜いた町田は、後半に猛攻を開始した。同6分に左ロングスローの跳ね返りを左からFW中島が頭で折り返し、福岡出身のFW藤本一輝が左足で押し込み先制。11分には藤本の左クロスが相手選手の足に当たって角度が変わり、そのままゴールに吸い込まれてリードを広げた。同24分には右スローインの流れからFWナ・サンホが鋭い切り返しから左足で鮮やかにゴールを決め、相手を突き放した。

 同時刻キックオフの広島が鹿島と引き分けたため、町田は8試合を残し勝ち点2差で再び首位に立った。黒田剛監督は「前半から難しい試合になったが、代わりに入った2人のセンターバック(ドレシェヴィッチと望月)が冷静にプレーしてくれた」と評価した。

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