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盛岡信用金庫 9回2死から3連続適時打で逆転発進 次戦は前回王者・和合病院

スポニチアネックス 2024年9月15日 4時50分

 ◇スポニチ主催天皇賜杯第79回全日本軟式野球大会ENEOSトーナメント第1日(2024年9月14日 静岡県草薙総合運動場硬式野球場ほか)

 開幕し、静岡県内8球場で1回戦24試合が行われた。盛岡信用金庫(岩手)は2点を追う9回に3連続適時打で逆転勝ち。静岡ガス(静岡)なども2回戦進出を決めた。

 2点ビハインドの9回2死走者なし。盛岡信用金庫は土俵際に追い詰められながらも、誰一人として勝利を諦めてはいなかった。

 四球で出た走者を佐々木一真(19)が左中間二塁打で還すと、主将の岩崎流星(26)が中越えへ起死回生の同点三塁打を放った。盛り上がるベンチの声を聞きながら打席に立ったのは遠藤航(23)。「キャプテンがつないでくれた。真っすぐ一本に絞って、気持ちで振り抜いた」。狙い通り初球を中前へはじき返し勝ち越すと、一塁上で両手を突き上げ、雄叫びを上げた。

 県大会から何度も接戦を乗り越えてきた。持ち前の粘り強さを発揮しての逆転勝ち。岩崎主将は「皆の成長を実感している。次は前回王者の和合病院との対戦。胸を借りるつもりで挑みたい」と闘志を燃やした。

 ≪落合5回零封≫静岡ガスは4年ぶり4度目の日本一へ好発進だ。米子イーグルス(鳥取)に7回コールド快勝。名門・西濃運輸で3年間プレーした後、今季から入社した25歳の新人左腕・落合竜杜が5回無安打8奪三振無失点の快投で全国初勝利だ。

 「初戦の入りは難しいと言われる中、しっかり役割を果たせたことが一番うれしかったです。とにかく集中して打者に向かっていけました」と笑顔。地元での優勝を目標に掲げるが、きょう15日の小松マテーレ(石川)との2回戦に向けて「一戦必勝です」と気持ちを切り替えた。

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