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大敗で連敗のド軍指揮官 救援陣温存で野手2人登板させるも「決していい気分ではない」初回走塁死にも苦言

スポニチアネックス 2024年9月15日 12時9分

 ◇ナ・リーグ ドジャース1-10ブレーブス(2024年9月14日 アトランタ)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が14日(日本時間15日)、敵地でのブレーブス戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席は四球を選んだが、第2、3打席は凡退に終わった。6回を終えて1―10と敗色濃厚となったドジャースは7回からミゲル・ロハス内野手を登板させ、DHを解除したため大谷は2打数無安打1四球で退いた。試合は1―10で敗れ、2連敗を喫した。

 ドジャースは最近5試合で4敗を喫し、先発投手は復帰登板の山本由伸が4回1失点と好投した以外は4投手が全て4失点以上を記録。9日のカブス戦で ビューラーが5回5失点だった9日のカブス戦以降、先発投手は5回を投げ切れておらず、救援陣が登板過多となっている。この日は9点ビハインドの7回からロハス、8回からE・ヘルナンデスを登板させて救援陣を温存させるしかなかった。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督は先発フラーティについて「序盤の投球内容、球速は良かった。ただ、速球がいくつかの悪いカウントに入ってしまったことで、彼のコントロールがうまくいかなかった。4四球は特に彼らしくなかった」と評価。野手陣についても「ここ最近は良い守備ができていない。ポストシーズン進出を争うチームと対戦するときは良い野球をしなければならないが、それができなかった。初回のテオ(T・ヘルナンデス)も流れを変えてしまった。もっと上手くやらなければならない」と話した。

 救援陣を温存させるべく、7回にロハス、8回はE・ヘルナンデスを登板させたことには「今後頼りにしなければならない救援投手。彼らをいかにして守るか。今後勝つチャンスを生むために誰を使うか。できる限り健康な投手を使えるようにしておくことなどを考えなければならない。ありがたいことに、キケ(E・ヘルナンデス)とミギーロー(ロハス)が2イニングを投げて、我々を救ってくれた。これは大きなことだった。野手が投げるのは決していい気分ではない」と説明した。

 相手先発セールについては「良かったと思うが、早い段階で負ける展開になってしまった。彼はこれまで見たほど鋭い投球をしていたとは思わなかったが、6イニングを投げ切った」と振り返った。連敗ストップがかかる明日に向けては「フレッシュなウォーカー(ビューラー)を投入する。彼が良い投球をして、我々を試合に勝てる位置に置いてほしい」と期待した。

 大谷は初回、今季両リーグ最多タイ16勝を挙げ、メジャー通算136勝左腕セールとの対戦。この打席はセールの制球が定まらず、空振りした初球以外は全てボール球であっさりと一塁へ歩いた。しかし、次打者ベッツが遊ゴロ併殺打に打ち取られ、盗塁のチャンスもなかった。3番T・ヘルナンデスは右中間を破る当たりを放ったが、三塁で憤死して3人で攻撃終了となった。

 0―1の3回1死二塁で迎えた第2打席は見逃して三振。1―4の5回2死一塁での第3打席は、カウント2―2から低めのスライダーにタイミングを外されてボテボテの投ゴロに終わった。

 ドジャースは先発フラーティが3回4失点でKO。3番手フィリップスも5失点、4番手ブレイジャーも1失点して6回までに大量10失点した。7回からはロハスがマウンドに上がり、大谷のDHを解除してキーアマイアーが代わって中堅に入り、大谷は途中交代となった。

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