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阪南大がカード先勝 力投の元木「ヒットを打たれてもピンチを抑えればいいと思って」

スポニチアネックス 2024年9月15日 13時57分

 ◇近畿学生野球秋季リーグ第3節1回戦 阪南大5―2大阪工業大(2024年9月15日 大阪シティ信用金庫スタジアム)

 開幕戦白星後4連敗していた阪南大が左腕・元木亘翔(1年=岐阜第一)の力投でカード先勝した。

 1回裏2死一、二塁、5番・小出勝平(2年=駒大苫小牧)が右前に先制適時打を放った。3回には敵失、4回に2番・山城奏太朗(4年=大阪学芸)の中前適時打、3番・松本築(4年=遊学館)の犠飛で2点を追加。7回にも7番・藤本修(1年=明石商)の犠飛でリードを5点に広げた。

 元木はランナーを背負いながらも粘り強いピッチングで8回まで無失点。9回2死から3連打を許し2点を返されたが、最後まで投げきった。

 「ヒットを打たれてもピンチを抑えればいいと思って投げました。初回に点を取ってもらえたのが良かったです」

 春季リーグ戦はデビュー戦完封勝利を含む2完封。ただ、左バッターへのインコースに投げられない弱点もあったが、リーグ戦後の取り組みで左打者に対して内角を攻められるようになった。スタメンに6人の左打者がいた大阪工業大打線で左に許した安打は8回までで3本。9回こそ左打者に連打を浴びたが、左打者対策の進化がうかがえた投球内容だった。

 垣下真吾監督は「ランナーを出しても打たせて取っていた。最後は無理をさせましたが、よく投げてくれた」と、元木をねぎらっていた。

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