◇ラグビー アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ024 日本代表 - サモア代表(2024年9月15日 東京・秩父宮ラグビー場)
環太平洋6カ国によるラグビーの国際大会、パシフィックネーションズカップ(PNC)は15日、準決勝の第2試合が東京・秩父宮ラグビー場で行われ、世界ランキング14位の日本は同13位のサモアに49-27(前半28-13)で勝ち、決勝進出を決めた。1次リーグから3連勝の日本は19年大会以来5年(3大会)ぶり4度目の優勝を懸け、21日の決勝(花園)で同10位のフィジーと対戦する。日本は昨秋のW杯フランス大会1次リーグに続くサモア戦勝利で、通算対戦成績を7勝12敗とした。サモアは米国との3位決定戦(21日、花園)に回った。
日本は7日の米国戦から先発6人を入れ替え、ロックのウルイヴァイティ(相模原)が先発で代表初キャップを獲得。主将の立川(東京ベイ)が15年W杯スコットランド戦以来9年ぶりにSOで先発し、FBにはここまでSOでプレーしていた李承信(神戸)が入った。
日本は前半6分、敵陣での相手ラインアウトをスチールしたアタックから、裏へのゴロパントを拾ったCTBライリー(埼玉)が右中間へ先制トライ(7-0)。同10分にはゴール前でサモアが日本のトライへつながるプレーを妨害したとして、ペナルティートライが宣告された(14-0)。サモアに1トライを返され、14-7で迎えた16分にはマイボールラインアウトを手前に投げ入れたフッカー原田(BL東京)がリターンパスを受けて起点となり、タックルを受けながら蹴った李のキックをWTB長田(埼玉)が受けて右中間へトライ。2本のPGを決められ、21-13となった39分には右サイドを攻め、相手ディフェンスを集めてから左展開。李が左中間へ飛び込み、28-13とリードを広げて折り返した。
後半は4分にフランカー下川(東京SG)、18分にSH藤原(東京ベイ)、終了間際に途中出場の高橋(トヨタ)がトライを挙げ、計7トライで快勝。フッカー松岡(神戸)が途中出場で初キャップを獲得した。
◇日本代表メンバー
(1)三浦(トヨタ)→岡部(横浜)
(2)原田(BL東京)→松岡(神戸)
(3)竹内(浦安)→為房(東京ベイ)
(4)ウルイヴァイティ(相模原)→マプスア(トヨタ)
(5)ディアンズ(BL東京)
(6)ファカタバ(BR東京)
(7)下川(東京SG)
(8)マキシ(東京ベイ)→コストリー(神戸)
(9)藤原(東京ベイ)→小山(埼玉)
(10)立川(東京ベイ)→高橋(トヨタ)
(11)ツイタマ(静岡)
(12)マクカラン(トヨタ)→梶村(横浜)
(13)ライリー(埼玉)
(14)長田(埼玉)
(15)李(神戸)