◇大相撲秋場所8日目(2024年9月15日 両国国技館)
西大関・豊昇龍(25=立浪部屋)は西前頭3枚目の若元春(30=荒汐部屋)を破り4勝4敗と五分の星に戻した。立ち合いで左差しで組み止めたが、右が取れない。相手に寄られたが、土俵際で右からの首投げ。捨て身の投げで星を五分にした。
何とか白星につなげ「もっと前に攻めたかったが、相手がなんかやってくるんじゃないかと見ながらいった。目を合わせなかったから」と若元春が変化などを狙ってくると警戒しすぎたことを反省。「考えすぎた。相手は左四つが強いのは分かっていた。そこは反省していきたい」と話した。強引な首投げには「投げは狙っていない。勝ったのは良かったが内容はよくない。相手の強い形にしてしまった。そこは反省し自分の相撲を取っていきたい」と前向きに話し、国技館を後にした。