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JR九州2年ぶり日本選手権切符 時には夜10時まで…夏の猛練習実った

スポニチアネックス 2024年9月15日 20時3分

 ◇スポニチ後援・第49回社会人野球日本選手権九州地区予選第4日(2024年9月15日 大分市・別大興産スタジアム)

 JR九州が2年ぶり17回目の日本選手権出場を決めた。第1代表決定戦で初回にルーキー、是枝丈一郎(22)の2ラン本塁打など7安打を集めて大量6点を先制。Honda熊本の反撃を3投手の継投でかわして逃げ切った。敗者復活1回戦はエナジックが大福ロジスティクスを3―1で下した。16日はHonda熊本とエナジックの間で第2代表決定戦がある。

 JR九州の中野滋樹監督(44)は「いろんな思いがこみ上げてきた。素直にうれしい」と喜んだ。就任1年目の昨年は都市対抗、日本選手権の2大大会出場を逃し、今夏の都市対抗も予選で敗退。雪辱を期して酷暑の夏に猛練習に取り組んだ。

 初回に先制2ランを放った是枝は「夏場は1時間以上ノックを受けたし、全員初球で成功させるまでバント練習をやった」という。練習は夜10時を過ぎることもたびたびで、徹底的に鍛えられた。是枝は「都市対抗予選のころより粘り強くなった」と胸を張る。チームはたくましさを増し新人の一発を口火にこの回、一挙6点を奪った。

 投げては新人、植木佑斗(22)と2年目の平野皓清(23)と若い投手陣がお膳立てし、前日延長10回完封のエース左腕、鷲崎淳(26)が2回を無失点で締めた。若い力と中堅ががっちりとかみ合い、2年ぶりの日本選手権へ「我々は挑戦者。積極的な戦いをする」と指揮官。二大大会は過去36回出場、優勝2回の強豪が新たな一歩を踏み出す。

 (15日の成績)

 ▽敗者復活1回戦

エナジック3―1大福ロジスティクス

 ▽第1代表決定戦

JR九州8―5Honda熊本

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