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ロッテ佐々木朗希ぼう然 プロ初の危険球退場 フォークボールがすっぽ抜け…自己最多タイ9勝目ならず

スポニチアネックス 2024年9月15日 20時13分

 ◇パ・リーグ ロッテ―西武(2024年9月15日 ベルーナD)

 ロッテの佐々木朗希投手(22)が15日の西武戦(ベルーナドーム)に今季16度目の先発登板したが、7回、先頭の野村大樹内野手(24)の頭部に死球を与え、プロ5年目で初の危険球退場となった。6回0/3を投げ、5安打4失点(自責3)で2死球、4三振。9勝目はならず、5敗目を喫した。

 初回先頭では、今季限りでの引退を発表した金子侑と対戦し、オール直球で二ゴロに仕留めるなど、無失点で切り抜けた。

 それでも、直球、フォークボールともに思ったように制球できない。2回には先頭の佐藤龍を2ストライクと追い込みながら、スライダーが高めに浮いて左翼線二塁打で出塁を許す。2死三塁から野村大の打ち取ったかにみえた三塁へのゴロが内野安打となって先制を許した。

 3回表に同点に追いついてもらったが、立て直せない。その裏、味方の失策もあって1死一、三塁のピンチを背負うと、西川に左翼線二塁打を打たれ勝ち越しを許す。続く佐藤龍の二ゴロの打球はバウンドが高くはね、二塁手の藤岡がジャンプしてキャッチし本塁へ送球したが、これがセーフとなり(記録は野選)3点目を失った。打ち取った当たりが難しいバウンドとなり、運にも見放された。

 4回以降はリズムを取り戻し、6回まで無安打投球。しかし、7回だった。先頭の野村大に対し、カウント1―1からの3球目、この試合82球目に投じた139キロのフォークボールがすっぽ抜け、避けようとした野村大の頭部に当たってしまう。ぼう然と立ち尽くしていた佐々木は危険球退場となった。緊急登板した吉田がその後失点し、佐々木は4失点となった。

 勝利投手となれば、22年の自己最多の9勝に並び、自身初の2桁勝利に王手をかける一戦だったが、悔やまれる降板となった。

 ▼佐々木(5敗目) (危険球は)申し訳なかったかなと思います。(投球全体として)前回の反省を踏まえながら投げていって、真っすぐ自体は、前回よりコントロールできて強く放れた、その点に関してはできたかなと思います。(ベルーナドームは)比較的違和感なくやれたと思うので、その中でなかなかランナーがたまった場面で三振が取れなかったので、前に飛ばす、飛ぶとやっぱこう、いろいろ起こると思うので、最後、三振を取って切り抜けられないところが、点を取られた要因かなと思います。

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