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ピアストリ今季2勝目でマクラーレンが首位に 角田裕毅またも不運リタイア F1アゼルバイジャンGP

スポニチアネックス 2024年9月15日 22時5分

 ◇F1第17戦アゼルバイジャンGP(2024年9月15日 バクー市街地コース=1周6.003キロ×51周)

 2番手からスタートしたマクラーレンのオスカー・ピアストリ(オーストラリア)が1時間32分58秒007で第13戦ハンガリーGP以来、4戦ぶり今季2勝目を挙げた。ポールポジション(PP)から出たフェラーリのシャルル・ルクレール(モナコ)が2位。3位には5番手スタートのメルセデスのジョージ・ラッセル(英国)が入った。

 スタートからトップのルクレールがピアストリとの差を徐々に広げる中、15周目にピアストリ、17周目にルクレールがピットイン。20周目にピアストリがルクレールをかわし、その後はテール・トゥー・ノーズの競り合いが続いたが、終盤にピアストリが突き放した。ピアストリはF1初勝利のハンガリーGPでチーム指令により同僚ランド・ノリス(英国)からトップの座を譲られており、"自力"で初のチェッカーフラッグを受けた。

 終盤にルクレールを追い上げていたレッドブルのセルヒオ・ペレス(メキシコ)は、2位争いに割り込んできたフェラーリのカルロス・サインツ(スペイン)と最終周にクラッシュしてともにリタイア。レッドブルは総合首位のマックス・フェルスタッペン(オランダ)も、マクラーレンのノリスの4位を下回る5位にとどまった。コンストラクターズ争いではマクラーレンが476点に伸ばし、456点のレッドブルを抜いて首位に立った。

 RBの角田裕毅は無念の2戦連続リタイアとなった。11番手からスタートした1周目、コーナーで後方から突っ込んできたアストンマーチンのランス・ストロール(カナダ)が接触。ストロールはパンクしたタイヤを交換してコースに復帰したが、接触された角田のマシンは右側面に穴が空いてしまいペースダウン。15周でレース続行を断念した。前戦イタリアGPでも他車に接触されてリタイアしており、2レース続けて不運に泣かされた。

 ウィリアムズのフランコ・コラピント(アルゼンチン)は8位に入り、F1デビューから2戦目で初ポイントを獲得。出場停止のケビン・マグヌセン(デンマーク)の代役として出場したハースのオリバー・ベアマン(英国)も10位に食い込み、フェラーリの代役ドライバーで出場した23年サウアジアラビアGPに続き、F1デビューから2戦続けて異なるチームで入賞を果たした。

 ◇決勝順位

(1)ピアストリ(マクラーレン)

(2)ルクレール(フェラーリ)

(3)ラッセル(メルセデス)

(4)ノリス(マクラーレン)

(5)フェルスタッペン(レッドブル)

(6)アロンソ(アストンマーチン)

(7)アルボン(ウィリアムズ)

(8)コラピント(ウィリアムズ)

(9)ハミルトン(メルセデス)

(10)ベアマン(ハース)

(11)ヒュルケンベルク(ハース)

(12)ガスリー(アルピーヌ)

(13)リカルド(RB)

(14)周冠宇(キックザウバー)

(15)オコン(アルピーヌ)

(16)ボッタス(キックザウバー)

リタイア ペレス(レッドブル)

リタイア サインツ(フェラーリ)

リタイア ストロール(アストンマーチン)

リタイア 角田裕毅(RB)

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