◇セ・リーグ 巨人6―3中日(2024年9月15日 東京D)
巨人のカイル・ケラー投手(31=米国)が15日の中日戦(東京D)で今季46度目のリリーフ登板。任された7回の1イニングを3者連続三振に仕留める圧巻投球で今季18ホールド目をマークした。
岡本和の8戦ぶりとなる23号ソロで勝ち越した直後、4―3で迎えた7回に3番手として登板。最初に打席へ迎えた2番・福永をスプリットで見逃し三振に仕留めると、3番・細川は155キロ直球で空振り三振、前の打席で菅野から一発を放っている4番・石川昂も直球で空振り三振に斬って取った。
試合後、お立ち台に上がったケラーはまず「アリガトウゴザイマス!」と日本語で一言。
その後は英語で「自分が出る前にカズマ(岡本和)がホームラン打って勝ち越して、うれしい気持ちのままマウンドに上がれた。そのうれしい気持ちのまま三振を3つ取れてうれしいです」と言って笑みを浮かべた。
リードしたとはいえ、わずか1点。緊張感のあるマウンドとなったが「細心の注意を払いながら、なんとかその1点を守れるようにっていう、そういう気持ちで投げました」というケラー。気迫あふれる投球がその裏の2点追加を呼び込んだ。
「大事な試合ですので、なんとか流れを持ってくるためになるべく早く3つのアウトを取ろうと思っているなかで、それができて、チームに勢いを与えられたなら良かったです。接戦が続いているので、自分が投げる時は無失点でマウンドを降りようと思っているなかで、今後もまだ大事な試合が続くので、同じように投げる時は無失点でマウンドを降りられるようにしたいと思います」。
そして、最後に巨人ファンへのメッセージを求められると、「ジャイアンツファン!」と言ったあとで突然「ビ~バ~!ジャイアンツ~!」と歌声も披露。スタンドを大いにわかせていた。