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引退表明のオリ・比嘉 16日ソフトバンク戦へ 中嶋監督「今、投手が苦しい中で普通に投げてくれたら」

スポニチアネックス 2024年9月16日 5時48分

 ◇パ・リーグ オリックス0―3ソフトバンク(2024年9月15日 京セラD)

 オリックス・比嘉幹貴投手(41)が15日、今季限りでの現役引退を表明した。「そういったことが苦手な性分」という本人の希望で引退会見やセレモニーは実施せず。一方でこの日に出場選手登録され、戦力として中継ぎ一筋15年間の現役生活を締めくくる。

 「毎年のようにケガをしたり、うまくいかないことが多く、つらい時間が長かった。周囲の皆さんの多大なお力添えをいただけたことでここまでプレーすることができました。いろんなことがあったプロ野球人生でしたが、恵まれた環境の中でプレーができて、日本一も経験させてもらい、本当に幸せ者です」

 4月24日に出場登録抹消されて以来、約5カ月ぶりに1軍合流。左膝痛を抱えており、9月は2軍戦の登板もないが、最後の力を振り絞る覚悟だ。「いつも凄い助けてもらった投手。引退発表は知っていますけど、今、投手が苦しい中で普通に投げてくれたら」と中嶋監督。16日のソフトバンク戦にもこれまで同様、入念に準備をしてスタンバイする。(山添 晴治)

 ◇比嘉 幹貴(ひが・もとき)1982年(昭57)12月7日生まれ、沖縄県出身の41歳。コザ高では甲子園出場なし。国際武道大では千葉県大学リーグ通算29勝。社会人の日立製作所を経て09年ドラフト2位でオリックス入り。14年はチーム2位の62試合に登板し、当時のパ・リーグ最長に並ぶ34試合連続無失点を記録。1メートル77、77キロ。右投げ右打ち。

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