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「虎に翼」勉強会の朋一に突如“左遷人事”桂場「ブルーパージ事件」か ネット心配「圧倒的甘味不足」

スポニチアネックス 2024年9月16日 8時18分

 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は16日、第121話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛けた朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となった。

 第121話は、崔香淑/汐見香子(ハ・ヨンス)は原爆被害に遭った外国人への支援を始めることを決意。佐田寅子(伊藤沙莉)と星航一(岡田将生)は、大学院を中退し、家中心の生活を始めた佐田優未(川床明日香)を見守る。星朋一(井上祐貴)は最高裁事務総局から家裁への異動を命じられ、突然の決定に憤慨。寅子は言葉を掛けられない…という展開。

 1970年(昭和45年)7月、寅子は斧ヶ岳美位子(石橋菜津美)の裁判の新聞記事を読む。東京高裁は一審判決を取り消し、実刑判決。山田よね(土居志央梨)と轟太一(戸塚純貴)は最高裁に上告した。最高裁で扱うべき事件かを選定し、調査・分析を行うのは航一ら最高裁調査官の仕事。

 政民党幹事長・寒河江弘幸(外山誠二)が最高裁を訪れ、桂場等一郎(松山ケンイチ)に直接圧力をかけた。

 「最近のおたくらは、とても司法の公正を守っているとは言い難いんじゃないのか」「少年法しかり、裁判所はもっと国民の声に耳を傾けるべきなんじゃないのかね。最近じゃ若い裁判官が、傾いた考えを持って現体制変革を目指して、作為的な行動を起こしているとも聞く。一体どうなってるんだね」

 1年ほど前、桂場が強く反対し、一度は棚上げになった裁判所への調査特別委員会の設置。寒河江が再び検討を始めた。

 朋一は熱心に勉強会を開いている。

 1970年(昭和45年)10月、法制審議会少年法部会。少年法改正について話し合う。幹事の豊谷(中山祐一朗)は少年法改正ありき。寅子や久藤頼安(沢村一樹)は、その姿勢に反対した。

 朋一は帰宅し、異動を報告した。

 「勉強会に参加していた仲間も何人も、支部に異動になって。左遷としか言えない内示が出ていて。家裁の仕事を軽視するつもりはないんだ」「2人とも勘違いしないで。僕は、与えられた場所で仕事をこなして、成果を出す。どこに所属しているかで考えは曲げない。新しい議論と変化は、裁判所に限らず、どの組織にも必要なことなんだがら」「こんなあからさまなこと、許されていいのかな」

 桂場等一郎というキャラクターのモチーフとみられるのは、第5代最高裁判所長官・石田和外(かずと)(敬称略)。「青年法律家協会」所属のリベラル派裁判官らに左遷人事などを行い、排除。レッドパージならぬ「ブルーパージ(事件)」と呼ばれた。

 桂場は甘味処&寿司の「笹竹」に来ていない。SNS上には「桂場さん、団子食べる余裕もないのかな」「桂場さん、団子断ちかな。より眉間にしわが」「桂場があれから来ていないなんて。甘味摂取しないことによる禁断症状が出ていないか私も非常に心配」「桂場さんに、甘味が足りていない…!圧倒的甘味不足…!」「三権分立を守るために桂場が独裁的になっていくのかなあ」「桂場さんがいっぱいいっぱいになってる」などの声も上がった。

 美位子の事件、少年法改正の問題は果たして。

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