◇インターリーグ カブス 9―2 アスレチックス（2024年9月16日 シカゴ）
カブス・今永昇太投手（31）が16日（日本時間17日）、本拠でのアスレチックス戦に先発し、6回までに99球を投じて自己最多となる毎回の11三振を奪い、5安打3四球2失点で今季14勝目（3敗）をマークした。メジャー1年目での14勝はダルビッシュ有（16勝）、前田健太（同）、松坂大輔（15勝）に次ぎ、石井一久に並んで日本人投手4位となった。
毎回走者を背負いながらも粘った。初回は先頭打者にいきなり三塁打を浴びたものの無失点。2回は1死一塁で8番・ネビンからスプリットで見逃し三振を奪い、この時点で今季の投球回数が162イニングに達して規定投球回をクリアした。日本人投手で1年目の規定投球回クリアは野茂英雄、吉井理人、松坂大輔、黒田博樹、ダルビッシュ有、前田健太、千賀滉大に続き8人目となった。
3回は先頭打者に四球を与え、2番・ルーカーに右中間へ2ランを放り込まれたが、その後は3者三振。4回は2死から四球を与え、5回と6回は1死から安打を打たれたが、出塁を許してからの次打者は全て三振に切って取り、無失点で耐えた。
打線は2回の一挙5得点など4回までに9点を挙げて今永を援護した。鈴木誠也外野手（30）は「3番・DH」で先発して5打数3安打。1回の第1打席では直球を左前へはじき返し、7試合連続安打。2回の第2打席では低めのチェンジアップを右前へ運び、直近6試合で3度目のマルチ安打を記録した。8回の第5打席でも左前打を放ち、10日のドジャース戦以来となる1試合3安打をマークした。