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【スケボー】17歳の新王者・佐々木音憧「戦える技ができた」世界選手権から帰国

スポニチアネックス 2024年9月17日 11時59分

 ローマで開催されたスケートボード・ストリートの世界選手権を男子史上最年少の17歳で制した佐々木音憧(とあ)が17日、羽田空港に帰国。金メダルとトロフィーを持ち帰り、「優勝することができて良かった。調子も悪くなく、いけるかなと思ったけど、(優勝は)いまだに実感が湧かない」と言葉に実感を込めた。

 今回の大会にはパリ五輪で連覇を果たした堀米雄斗ら世界のトップ・オブ・トップは不在だったものの、決勝ではランとベストトリックの両方で最高得点を叩き出す出色のパフォーマンスを発揮。「今回のメンツはそんなにいなかったけど、これから(世界で)戦える技ができた」と大きな自信をつかんだ様子だった。

 22年の日本オープンを制した佐々木は、昨年はスイス・ローザンヌで開催されたパリ五輪の予選シリーズで2位に入った実力者。一時は各国・地域最大3枠の五輪出場権争いで圏内だったが、第2フェーズの2大会では実力を発揮しきれず、出場を逃した。それでも「実力不足だった」と自分にベクトルを向け、すでに4年後のロサンゼルス五輪へ再スタートを切っていた佐々木。「次の五輪は出られたらいいなと思う」とはっきりと目標を口にした。

 その前にまずは20日開幕のXゲーム千葉大会(幕張メッセ)に新世界王者として初めて臨む。アクションスポーツの祭典と言われる最高峰の舞台に向けても、「一番近い目標。できるだけいい点数を取りたい」と返す刀で上位進出を目論んだ。

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