◇大相撲秋場所10日目(2024年9月17日 両国国技館)
大相撲秋場所は17日、東京・両国国技館で10目の取組が行われた。結びの一番では7日目からの3連勝と勢いに乗る大関・豊昇龍(25=立浪部屋)が琴勝峰(25=佐渡ケ嶽部屋)を押し倒し、4連勝を飾った。
前日に東前頭5枚目・宇良に敗れ3敗目を喫した大関・琴桜は西前頭6枚目・豪ノ山を寄り切り7勝3敗。
初日から無傷の9連勝と首位を走る関脇・大の里と1差の関脇・霧島の注目の対決は大の里が寄り切りで下した。10勝目を挙げ、単独首位を守った。
東前頭7枚目・若隆景と東前頭8枚目・遠藤との2敗対決は若隆景に軍配が上がった。突き落としで下し、勝ち越しを決めた。
ベテランの東前頭1錦木5枚目・高安、西前頭13枚目・錦木も盤石8勝目を挙げ、勝ち越しを決めた。
10日目の取組を終え、10戦全勝は大の里のみ。1敗の霧島が大の里に敗れたことで、2敗勢は若隆景、高安、錦木を含む4人となった。
今場所初日から休場している横綱・照ノ富士に加え、3日目からは関脇・貴景勝が休場。5年ぶりに大関から陥落し、10勝以上すれば1場所での大関復帰がかなう今場所だったが、慢性的な首の痛みにより場所前は実戦稽古が再開できず初日から2連敗。休場を余儀なくされた。