1敗の東関脇・霧島(28=音羽山部屋)が全勝の西関脇・大の里(24=二所ノ関部屋)に敗れ、優勝争いから1歩後退した。
立ち合いで左に変わりながら相手の右手をはたき、左上手を狙ったものの、大の里に捕まり、寄り切られた。
大事な一番に敗れ、「言うことはありません」と力ない。全勝と1敗の今場所の優勝を争う上で大きな一番。「気負いはなかった。気持ちを楽に上がったのですが…」と言いながらも、どこかにプレッシャーを感じていたようだ。
完敗の相撲には「立ち合いが全くダメだった。全然思った通りにいかなかった。立ち合いで変わるつもりはなかった」と反省しきり。大の里と2差となり、「残り一番一番やるしかない」と11日目以降も前を向いて、土俵に上がるしかない。