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関口宏「サンモニ」勇退の舞台裏 「自ら身を引いた?」太田光の直球質問に…数年前から感じていた“空気”

スポニチアネックス 2024年9月17日 19時5分

 タレントの関口宏(81)が14日放送のBSフジ「太田光のテレビの向こうで」にゲスト出演。36年半に渡って司会を務めたTBS「サンデーモーニング」について語った。

 関口は1987年10月から今年3月末まで同番組の司会を担当。報道情報番組の単独司会としては日本最長で“日曜日の顔”として視聴者に親しまれた。

 MCの爆笑問題・太田光が「サンデーモーニングとか見てるんですか?」とズバリ質問すると「見るよ」とあっさり返答。「後に譲ってお渡しした以上は、やっぱり見続けてなきゃイカンかなと思って、見てるよ」と続けた。

 関口の勇退後はフリーアナウンサー膳場貴子が司会を務めている。「どういう評価ですか?」と聞く太田に「まあ…今のところは受け継いでやってくれてるなって感じはしてるけど」と感想を口にした。

 太田からは「立ち入った話になっちゃいますけど、関口さんが(身を)引いたんですか?」と核心を突く質問も飛び出したが、関口は表情を変えずに「そういう波が来てたよ、何年前からか。要するに年配の方たちに引いてもらって若い人をもっと使っていかなきゃ、テレビが先々もたないっていう空気がね」と自身が感じていた“空気”を振り返る。

 太田は、近年は関口の発言がSNSなどで叩かれがちだったことに触れつつ、「実際の視聴率は『サンデーモーニング』ほど強い番組なかったじゃないですか」と高視聴率をマークしていたことを挙げた。

 実は関口は視聴率はそれほど気にしていなかったという。そして「色んな批判が強まるとそれはそれで考えなきゃいかん、ほっとくわけにはいかないから。テレビ局全体が、年配の方にご遠慮いただいて若い人にバトンタッチしてくれという空気がどんどん強くなっていった。ゆくゆくは私もお譲りしなきゃイカンかなと思い出して、何年目かだよ」と局側の“若者重視”の雰囲気をひしひしと感じていたと回顧。

 太田は、世帯視聴率よりもコア視聴率が重要な指標である現状に触れ「それが本当のテレビの目指すべきものなのかなっていまだに疑問があって」と本音を吐露。関口は「私も疑問はある」と同意しながらも「それを望むのはスポンサーだから。テレビ局がそうしているわけじゃない。CMを見てすぐ買ってくれる人たち用に番組を作ってくれっていうのがスポンサーの願いになったみたい」と番組をめぐるスポンサーとの関係を説明していた。

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