Infoseek 楽天

羽生九段 棋王戦8強進出 梶浦七段に矢倉で勝利 22年度王将戦以来2年ぶりタイトル戦出場へ前進

スポニチアネックス 2024年9月17日 20時49分

 将棋の羽生善治九段(53)が17日、東京・将棋会館で、第50期棋王戦挑戦者決定トーナメントの3回戦に臨み、梶浦宏孝七段(29)に105手で勝利した。羽生は8強へ勝ち進み、次戦で4強入りをかけて広瀬章人九段(37)と斎藤明日斗五段(26)の勝者と対戦する。

 振り駒の結果、羽生が先手になり戦型は矢倉へ進んだ。8筋で金銀の囲いに収まった羽生王に対し、梶浦王は中住まいを選択。9筋からの梶浦の仕掛けに対し、香交換に応じる間に逆サイドの4筋から羽生が攻勢をかけてリードを奪った。

 先に角を敵陣へ打ち込んだ羽生は、馬飛車交換に成功し、手駒にした飛車を今度は中住まいの梶浦王の左側から打ち込んで寄せに入った。

 4強入りすれば、2敗失格システムとなる棋王戦。羽生には1990年度から2001年度まで12連覇した実績があり、22年度の第72期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)以来2年ぶりのタイトル戦出場が現実味を帯びてきそうだ。

この記事の関連ニュース