◇パ・リーグ 日本ハム3-2ソフトバンク(2024年9月17日 みずほペイペイD)
日本ハムはソフトバンクに競り勝ち、3試合ぶりの白星を挙げた。先発の山崎福也投手(32)が6回4安打1失点で今季10勝目。2年連続2桁勝利を挙げた。この首位攻防戦で連敗するとソフトバンクのリーグ優勝が決まるだけに、左のエースが意地を見せた。
初回こそ先頭打者の今宮に右翼線二塁打を許し、1死三塁で栗原の先制適時打を浴びた。それでも、「初回は1点取られたが、調子悪くなかったので大丈夫かなと。それ以降は自分らしいピッチングができた」との言葉通り、得点圏に走者を背負いながら粘りの投球を続け、6回4安打1失点で後続にマウンドを託した。
9月4日の同カードでは3回6安打5失点で降板。「前回はこのマウンドでボコボコにいかれてしまったので今日はなんとしても勝つという強い気持ちで臨んだ」と、見事にリベンジを果たした。
日本ハム左腕の2桁勝利は2015年吉川光夫(11勝)以来9年ぶりの快挙となった。「ファイターズに移籍して初年度でこのような成績残せてホッとしている。最後まで頑張ります」と言葉に力を込めた。