Infoseek 楽天

阪神・佐藤輝 竜キラーがバンテリンドーム無双の高橋宏を撃つ! 狙い球は?「言うわけないでしょ」

スポニチアネックス 2024年9月18日 5時17分

 バンテリンドームで無双状態の中日・高橋宏を打ち崩さずして、逆転Vの道は切り開けない。阪神・佐藤輝は「いやあ、もう手ごわいのでね。みんなで対策をして頑張りたい。すごいピッチャーなので、みんなで何とか点を取りたい」とチーム一丸での対策を誓った。

 リーグトップの防御率1・14、同2位タイ12勝を誇る竜のエースとの相性は、個人的には決して悪くない。今季は打率・333(9打数3安打)。チームとしても、甲子園で戦った3日に3点を奪って、黒星を付けた。

 ところが、場所を相手本拠地に移すと、ただでさえ打つのが難しい剛腕が、手が付けられない化け物クラスへと変貌する。高いとされるマウンドの形状により、150キロ台の直球と鋭く落ちるフォークにより角度が付き、攻略の難度が上がると言われる。8勝1敗、驚異の防御率0・57の成績が、難攻不落ぶりを物語る。チームも7月12日に8回3安打無失点と完璧に封じられ、佐藤輝は3打席連続三振に抑えられた。

 「甲子園とバンテリンはまた違うと思うので。そううまくはいかないでしょ。雰囲気とか景色とかが違う。やっぱりバンテリンは、(中日投手は)いい気はします」

 球団初のリーグ連覇に挑む猛虎の行く手を阻もうとする難敵に、最大限の警戒を示した和製大砲。狙い球についても「そんなん言うわけないでしょ」と、口をつぐんだ。多彩な変化球を備える相手ながら、まずは剛速球を仕留めないことには、攻略の糸口をつかめないことだけは明白だ。

 対セ球団カード別最高打率・348を誇る中日戦との今季ラストゲーム。シーズンで被本塁打わずか1本のスーパーピッチャーからスタンドに叩き込めば、これ以上の締めくくりはない。それが奇跡の逆転優勝へのアーチとなるはずだ。(倉世古 洋平)

この記事の関連ニュース