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LA育ちマーリンズ指揮官 息子は大谷ファン「ハッピーでない」複雑心境も「史上最高の選手」記録へエール

スポニチアネックス 2024年9月18日 8時17分

 マーリンズのスキップ・シューメーカー監督が17日(日本時間18日)、本拠でのドジャース戦の試合前にメディア取材に対応。ドジャース・大谷翔平投手(30)に言及した。

 シューメーカー監督は大谷がメジャーリーグにもたらしたものを尋ねられると「彼は史上最高の選手なんじゃないかと思う。本物だよ。彼はすべてをこなす」ときっぱり。

 続けて「クレイジーなのは、彼は(右腕の)リハビリをこなしながら、LA(ロサンゼルス)だけではなく、野球界のためにこれだけのことをやっていることだ」とした。

 また、指揮官自身、ロサンゼルス育ちで、息子はカリフォルニア州の学校に通っているといい「彼(息子)は翔平の応援をしている。打席に立つたびに声援を送っている。残念ながらそういうことだ。私はハッピーではない」と敵軍の監督としては複雑な心境とジョークを交えながら語った。

 そして「私の息子と友人たちはLAで翔平がその夜に何をやったかを見るのが待ちきれない」と毎晩、大谷の試合結果を見るのが心待ちと明かした。

 指揮官も「ファンとして、打席の際に足を止めて見てしまうのは数人だけだ」とし「ブライス・ハーパー、マニー・マチャド、翔平、ブラッド(ブラディミール・ゲレーロ)、フリーマン。翔平もまたこのリーグの誰もが足を止めて彼が何をするかを見る選手。特別な選手だ」といい「この3試合を見るのは誰にとっても楽しみ。ここで記録を塗り替えないで欲しいが、彼の仕事を見るのは楽しい」と自軍との試合での「50-50」達成こそ願わなかったが、どこまで記録を伸ばすかには注目しているとした。

 昨年はブレーブス・アクーニャが史上初の「40-70」を達成。今季は大谷が前人未踏「50-50」を成し遂げようとしている。「新しいルール(けん制球制限)の後、新記録が生まれているが、誰にでもできることではない」と容易な記録ではないと指摘。「彼がやっていることをできるのは何人かしかいない。アクーニャは40-70というクレイジーなことをやった。それほど話題にならないが、クレイジーだ」とアクーニャも大谷も異次元の記録と称えた。

 その上で「私に理解できないのは、いいピッチャーである彼がリハビリを進めながらあれだけクレイジーなことをやっていることだ」と投手と野手、二刀流の選手であり、なおかつ投手としてリハビリ中の大谷が異次元な記録に挑戦していると驚きの声をあげ「圧倒されるような才能であり、1年のことではなく、キャリアを通じてこういったことをやり続けるのだろう。何年にもわたって記録を伸ばし続ける」とした。

 大谷のような存在は「このゲームにとっていいこと。エキサイティングだし、ロード、ホームにかかわらずファンにとってエキサイティング」と野球ファンにとって貴重な存在とし「だから私はルール変更も気に入っている」と結んだ。

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