日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が18日、都内で行われ、NPB側が以前から提案しているレギュラーシーズン148試合制について協議が交わされた。来年度日程については既に調整に入っており、試合増は早くても25年度以降からとなる。
選手関係委員会委員長を兼ねる広島・鈴木清明球団本部長は「コロナ禍で球団経営がダメージを受けたことで、提案を続けている」と新型コロナウイルスの猛威にさらされた20年は6・19開幕とし120試合制にしながら、選手の年俸を減額しなかった背景を説明。リーグ戦を従来の25回戦制から26回戦制にすることで各球団5試合増とすることを基本としている。
改めてNPB側に試合増の意図を確認した選手会・森忠仁事務局長は選手の負担を考慮した上で「5試合増やすことには反対。現段階で選手会側も具体的なものがあるわけではないが“球界全体が潤うように、ファンも喜ぶ見せ方の違う価値あるものを考えませんか”という話をさせていただいた」と話した。