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NHK総局長 朝ドラ「虎に翼」社会問題描写を評価「しっかりと描いて受け入れていただいている」

スポニチアネックス 2024年9月18日 15時43分

 NHKの山名啓雄メディア総局長が18日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務め、今月27日に本編最終回(第130話)を迎える連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)に言及。「今に通じる課題をしっかりと描いて、そういった部分も様々な世代の方、男女問わず、視聴者の皆さんに楽しんで、受け入れていただいているのかなと思います」と評価した。

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛けた朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となった。

 終盤は結審・判決言い渡しに8年を要した「原爆裁判」と並行し、第21週(8月19~23日)は「夫婦別姓や事実婚」「セクシュアリティー(性的マイノリティー、LGBT)や同性婚」、第22週(8月26~30日)は「女性の社会進出」、第23週(9月2~6日)は「更年期障害・認知症や介護」と、朝ドラとしては異色とも言えるテーマ・題材を盛り込んだ。現代に通じる社会問題描写が、反響や議論を呼んでいる。

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