NHKの山名啓雄メディア総局長は18日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、米テレビ界のアカデミー賞と言われる最高の栄誉「第76回エミー賞」で真田広之（63）が主演・プロデュースした「SHOGUN 将軍」（日本ではディズニープラスで配信）が技術・制作部門を合わせ史上最多の18冠という歴史的快挙を達成したことについてコメントした。
同作は、ドラマシリーズ部門の作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞の主要部門を独占。真田は日本人として初めて主演男優賞を受賞した。
山名総局長は「日本の時代劇がこういう形で評価されたというのは我々も当然うれしく思っていますし、日本の時代劇がしっかり日本だけではなくて、世界の人にもちゃんと見られるように広がっていけばありがたい。それが当然、大河ドラマも国内だけじゃなくて、海外の人にも楽しんでいただけるような内容になっていると思いますので、ぜひそういう広がりがあればありがたい」とした。
NHKでは過去にディズニープラス制作の「拾われた男」をBSプレミアムに放送した実績がある。「SHOGUN」のテレビ放送についてたずねられた山名総局長は「今のところ、何も決まってない。放送する予定があるとも聞いていないので、今の段階ではない」と話すにとどめた。