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藤井王座、夕休憩前に踏み込む 7、4筋で歩成りの連続攻撃!初防衛に王手の2勝目へ道筋描いたか

スポニチアネックス 2024年9月18日 17時30分

 将棋の藤井聡太王座(22)=王将を含む7冠=が永瀬拓矢九段(32)を挑戦者に迎える第72期王座戦5番勝負第2局は18日、名古屋市の名古屋マリオットホテルアソシアで始まり、午後5時、夕休憩に入った。指し手は98手まで進み、局面は終盤戦の入り口だ。

 第1局を後手番で勝利した藤井の先手で、戦型はその得意戦法・角換わり腰掛け銀。夕休憩前で、藤井王は3段目に上がり、王自ら永瀬飛車の侵入を防いでいる。永瀬王も金、銀2枚などに守られているとはいえ、藤井香の支援を受けた歩が頭上へ迫る。藤井の飛車角も付近をにらみ、自王の安全度と寄せへの速度計算とのてんびんで両者脳内をフル回転させているとみられる。

 そして夕休憩前、藤井が踏み込んだ。7筋の歩で相手桂を取り、さらに4筋の香の支援を受けた歩を成って王手。香銀交換へと踏み込んだ。

 夕休憩は30分間とはいえ、決断の一手を指すならその30分間になお読みを深めることもできたはずだが、すでに勝ちへの道筋が描けたのだろうか。

 チェスクロック方式の5時間制で行う消費時間は藤井が3時間36分、永瀬が3時間32分。食事は藤井が「ローストビーフ丼 名古屋コーチン卵の温玉乗せ」とアイスティー、永瀬は「マリオットバーガーセット」とアップルジュース、グレープフルーツジュース。

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