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WEリーグ高田チェア 志半ばでの退任に「インパクト出せなかった」「種まきの成果は見え始めている」

スポニチアネックス 2024年9月18日 20時20分

 任期満了に伴い退任するWEリーグの高田春奈チェア(47)が18日、オンラインで取材対応し、「本当に濃い2年で、大変なことも多くありましたけれども、もう一回やれと言われても力は出せないほど出し切ったと思う。今後は別の形でもスポーツ界、社会の役に立てるように頑張っていきたい」とあいさつした。

 22年に2代目チェアに就任し、地道な組織づくりを進めて設立間もないリーグの発展に尽力。「この2年間で一番大事にしてきたのはフットボール。フットボール強化のための部署をつくるところからスタートして、JFAの皆さんとさまざまな施策を行ってきた。海外に行く選手も多くいるのでWEリーグは大丈夫かと言われることもありますが、WEリーグの発展があったからこそ、みんないろいろなところでチャレンジをして活躍をしている」と成果を強調した。

 一方で「勝負の年」と位置づけていた今季開幕直後のタイミングで、志半ばでの退任が決まった。「もっと早いペースでWEリーグの価値を見える形で上げることができていれば、クラブの経営にも大きな後押しができた。そこまでのインパクトが出せなかった。この状況はひとえに私の不徳のいたすところ」と淡々と語った。

 新理事長はJリーグの野々村芳和チェアマン(52)、副理事長は日本協会の宮本恒靖会長(47)が就任予定で、26日の社員総会、理事会を経て正式決定する。「種まきの成果は見え始めているので、この勢いは絶やしてほしくない。サッカー界全体で女子サッカーを盛り上げていく体制になることは心強い」と言葉に力を込めた。

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