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ヤクルト・青木「代走出そうかと言われたけど…走れていたでしょ?」代打安打のち同点ホーム踏み笑顔

スポニチアネックス 2024年9月18日 22時14分

 ◇セ・リーグ ヤクルト5ー4広島(2024年9月18日 神宮)

 今季限りで現役を引退するヤクルトの青木宣親外野手(42)が代打出場し、安打を放った。青木の一打で火が着いたチームは一丸逆転勝利。7月29日以来の単独5位に浮上した。

 この日、約1カ月半ぶりに1軍登録された青木。2ー3で迎えた5回だった。先頭ヤフーレの場面で代打・青木がコールされると、雨の神宮が沸き立った。「いやもう、なんか凄く久しぶりだったし。でも本当、ファンの声援のおかげでリラックスできた状態で打席に入れた」。

 現役引退を表明後、初の1軍の打席。広島先発投手・九里が投じた4球目の外角低めツーシームを“らしく”中前にはじき返すと大歓声を浴びた。「しっかり芯で捉えることができたし、ちょっと崩れながらみたいなところもあったけど」と振り返った一打。ベンチの村上らチームメートも大喜びだった。

 塁上で手を挙げて歓声に応えると、その後はサンタナの適時打で同点のホームを踏み「チームにとっては大きな1点だったので、そこも満足です。代走出そうかと言われたけど、全然走りますよと。走れていたでしょ?走れていたでしょ?」と喜んだ。

 3点を追う4回には“チーム青木”の村上が28号2ラン。6回には長岡が適時打を放った。青木は「ムネ(村上)がね、ベンチに帰ってきて、タッチするときに何か俺がいたのを忘れていたのか“あっノリさん!”とか言って。(長岡)ヒデキのヒットもね、いい打点だったと思うし、ああいう1点が勝ちにつながるわけだし」と後輩たちの活躍に目を細めた。

 チームの残りは12試合。「なんかこう、かみしめながら打席には立ちましたけど。いつも楽しめているタイプなので特別というわけじゃないけど、でも引退を表明した後と言うことでその辺の思いもね、強く持ってこれからも野球したいと思います」。引退試合は10月2日の広島戦(神宮)で予定されている。

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