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楽天・今江監督 3位浮上 CS進出争うロッテに完勝「うちらしい攻撃」2桁勝利の藤井に「彼らしい」

スポニチアネックス 2024年9月18日 22時26分

 ◇パ・リーグ 楽天8-1ロッテ(2024年9月18日 楽天モバイル)

 楽天はロッテを8-1で下し、今季最長タイの5連勝。7月16日以来となる3位に浮上した。3回に2点を先制すると、4回にも打者10人の猛攻で4点を追加した。先発・藤井聖投手(27)は6回1失点で自身初の2桁勝利を収めた。

 3回、4回と犠打を絡めて、大量リードを奪った。今江監督は「うちらしい攻撃ができたかな。ランナーが出て、バントだったり、そういうのをしっかり絡めながら、相手のミスが起きて、しっかりつけこめた」と振り返った。

 先発の藤井は6回1失点の粘投で自身初の10勝目。「彼らしく毎回ランナー出して、粘り強く投げて。打者に助けてもらって勝ち星を挙げるっていう彼らしいピッチング。10勝目の節目はチームにとってももちろん大きい1勝だし、彼にとっても10勝目は非常に大きいもの。本当に頑張ってくれたと思う」と称えた。

 17日にサヨナラ打を放った伊藤裕が、この日は先制のホームを踏み、5回には左前適時打を放った。「持ってるなと」と指揮官。「僕が1番良かったと思うのは、やっぱフォアボール、押し出しの。あそこを選んだところは非常に大きかった」と4回無死満塁で押し出し四球を選んだ場面を評価した。

 CS進出を争うロッテとの直接対決を制して3位に浮上。今季最長タイの5連勝で、貯金も政権最多となる3に。「この時期に来て連勝、しかも5連勝。ただ目の前の試合を一生懸命、必死にやってるだけ。明後日からもしっかりと目の前の試合をやっていきたい」と気合を入れ直した。

 20年前の9月18日、プロ野球では初めてストライキが行われた。近鉄とオリックスの合併、1リーグ化構想が表面化。プロ野球選手会がこれらに反発し、ストライキが決行された。当時について「3年目かな。何が何か分かんなくて。試合がなくて。僕はまあまあまだ若かったので、正直そこまで重く捉えられてなかったけ」と今江監督。「今思うと大変なことだったなって思うし、今こうやってプロ野球をできてるっていうことに、しっかり感謝してやっていきたい」と語った。

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