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巨人・大城卓三 4戦ぶりスタメンマスクで相棒・戸郷を好リード、完封リレーに導く 打席では1打点

スポニチアネックス 2024年9月19日 22時33分

 ◇セ・リーグ 巨人6―0DeNA(2024年9月19日 東京D)

 巨人の大城卓三捕手(31)が19日のDeNA戦(東京D)で5番に入り、4試合ぶり今季30度目のスタメンマスク。初回に犠飛で貴重な1打点を挙げるとともに、戸郷、堀田を好リードで完封リレーへと導き、優勝マジックを9から8に減らす勝利に貢献した。

 戸郷とは8月8日の広島戦(東京D)から7試合連続となる先発バッテリー。

 3―0で迎えた4回、戸郷が2死一塁から突然乱れて宮崎にストレートの四球、続く桑原に初球死球で満塁のピンチを招くも伊藤を初球直球で遊ゴロに仕留めて無失点で切り抜けると、その後は危なげない投球で8回4安打無失点の好投に導いた。戸郷は118球を投げていたため8回で降板。9回は2番手右腕・堀田が3者凡退に打ち取って試合終了となった。

 試合後、戸郷は満塁のピンチも「大城さんが強気でリードしてくれたんで抑えられました」と“年上女房”に感謝。9月はここまで3戦3勝、21回連続無失点と好調を維持しているが「大城さんが凄い、いいリードしてくれているんで。そのおかげでゼロ点かなと思います」とし、「ありがとうございます!」と大城卓に届けとばかりに笑顔で声を張り上げていた。

 大城卓は「5番・一塁」に入って先発出場した15日の中日戦(東京D)では本職ではない一塁守備で拙守が続き、6回で途中交代。怒りの表情を浮かべた先発右腕・菅野が大城卓を指差しながら声を出して指摘する場面もあった。

 菅野にとって大城卓は東海大相模、東海大を通じた直属の後輩で、シーズンオフの自主トレーニングも一緒に行った仲。気心知れた可愛い後輩を思っての行動だったが、試合後には阿部慎之助監督(45)が6回に自らマウンドに向かって菅野に降板を告げた場面について「いや、大城をね、ファーストで使ったのは僕のせいなんで。申し訳ないって言って。それだけです、はい」と大城卓の拙守を謝罪したことも明かしていた。

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