女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は20日、第125話が放送され、次週予告で最終週(第26週)のサブタイトルが「虎に翼」であることが判明した。2020年度前期「エール」の最終週「エール」、22年度前期「ちむどんどん」の最終週「やんばる!ちむどんどん!」などの例もあるが、今作は第1週から「女」という言葉の入った諺(慣用句)と「?」を副題にしてきただけに異色とも言える。最終週のサブタイトルが作品名そのまま、同じになるのは「エール」以来4年ぶり。
<※以下、ネタバレ有>
向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛けた朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は17年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となった。
10年以降の朝ドラのうち、作品名が最終週のサブタイトルに入るのは15年度前期「まれ」の「希(まれ)空ウエディングケーキ」、17年度後期「わろてんか」の「みんなでわろてんか」、「エール」、「ちむどんどん」に続き5作目。
SNS上には「最終週だけは、サブタイトルが女にまつわる諺じゃなく、メインタイトル直球ストレート」「最後のサブタイで本タイトル回収。オタク大好きなやつ」などの声が上がった。
【虎に翼 週サブタイトル(副題)】
(1)女賢しくて牛売り損なう?
(2)女三人寄ればかしましい?
(3)女は三界に家なし?
(4)屈み女に反り男?
(5)朝雨は女の腕まくり?
(6)女の一念、岩をも通す?
(7)女の心は猫の目?
(8)女冥利に尽きる?
(9)男は度胸、女は愛嬌?
(10)女の知恵は鼻の先?
(11)女子と小人は養い難し?
(12)家に女房なきは火のない炉のごとし?
(13)女房は掃きだめから拾え?
(14)女房百日 馬二十日?
(15)女房は山の神百石の位?
(16)女やもめに花が咲く?
(17)女の情に蛇が住む?
(18)七人の子は生すとも女に心許すな?
(19)悪女の賢者ぶり?
(20)稼ぎ男に繰り女?
(21)貞女は二夫に見えず?
(22)女房に惚れてお家繁盛?
(23)始めは処女の如く、後は脱兎の如し?
(24)女三人あれば身代が潰れる?
(25)女の知恵は後へまわる?
(26)虎に翼