◇大谷翔平 大リーグ初の「50―50」達成
トレーディングカード市場もさらなる熱気を帯びそうだ。
スポーツトレーディングカードの売買を扱う世界最大級の米マーケットプレイス「eBay」では、スポーツトレカの3分の1をベースボールカードが占めている。その野球選手の中で売買規模が1位なのが大谷。昨年は約48億円の売上高があった。同社の日本法人「イーベイ・ジャパン」の市田良介カテゴリーマネジャーは「売り上げはやはり活躍に比例する。今季は昨季を超えるのは間違いない」とした。
今後「50―50」や「51―51」を記念したカードが発行される可能性も高いが「枚数も多く発行されるでしょうから、それほど高額にはならない」(市田氏)。高騰しそうなのは大谷が大リーグデビューした2018年の「ルーキーカード」だという。
1枚しか発行されていない限定カードもあり、今年6月には約780万円で取引されたお宝も。「大谷さんが活躍すればするほどルーキーカードも値が上がる。コレクションとしてだけではなく、投資として購入する方も出るでしょう」と指摘した。