右肘痛のため、今季終了となったドジャースのタイラー・グラスノー投手(31)が20日(日本時間21日)、本拠でのロッキーズ戦前に取材対応。今季終了となった経緯について説明した。
グラスノーは8月16日に右肘腱炎のため、負傷者リスト(IL)入り。当初は軽症と見られていたが、今月13日に実戦形式登板を予定していたものの、ウオームアップ中の右腕の違和感で急きょ中止。その後、今季中の復帰を断念した。
今季9勝(6敗)を挙げて投手陣をけん引してきた右腕は、現在の症状について「説明するのは難しいが、いつもと違う感覚だった。クレイジーな感じ。投球を止めるにはいいタイミングだと思った」と話した。
実戦形式の登板を急きょ止めたことには「最後の5球は(投げていれば)もっと大きな問題を引き起こしたかも知れない。試合に復帰する準備を段階的に進め、大丈夫だと思っていたけど、大丈夫ではなかった」と振り返った。また「いろいろな人と話をしてバイオメカニクスはうまくいっているが、腕の伸展が長いことで、多くのストレスがかかっている。今は腕への負担を少しでも少ない投球フォームを模索している。オフシーズンに取り組み、来季につなげていきたい」と話した。