◇大相撲秋場所14日目(2024年9月21日 両国国技館)
人気の業師、東前頭5枚目の宇良(32=木瀬部屋)は東前頭2枚目の熱海富士(22=伊勢ケ浜部屋)に押し出され、9勝5敗となった。
立ち合いは2度目で成立。低い姿勢で当たったものの、熱海富士にどんどん押し込まれて土俵際へ。そこから逆襲したところをいなされて相手に背中を向ける形に。土俵際で向き直ったところを押し出された。
ABEMA大相撲中継で解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「宇良の方が迷っているうちに、熱海富士が怖がらずに一気に前へ出ましたね。(いったん攻め込んだ熱海富士は)引いたというより相手の勢いをうまくかわした感じ。いい相撲でした」と指摘した。
宇良は勝てば、技能賞を受賞した21年九州場所以来の2桁10勝だった。千秋楽に17場所ぶりの2桁白星がかかる。