◇セ・リーグ 阪神6-5DeNA(2024年9月21日 横浜)
阪神は佐藤輝が延長10回の15号決勝本塁打を放ち、22日からの甲子園での巨人2連戦に勢いをつなげた。岡田監督も「その前にちゃんと打っとったら、もっと早よ終わっとる」と苦笑いしながら、粘りの勝利を認めた。さあ巨人との直接対決。「向こうも勝つ気なんやから、両方勝たれへんねんから。まあ、どっちか勝敗つくけど、見とったらええやん、勝敗つくんやし」と岡田監督も総決算の意識で臨む。以下は一問一答。
――紙一重の試合だったが佐藤輝が決めた。
「なあ。全然やったけどな。その前の打席までな。ヒットまでな」
――(5回の)ゲッツーもあった。
「ゲッツーで流れ変わったと思ったよ。井上から前川に代えるとこやからな。ゲッツー打つと思った。ゲッツーやったら、井上そのままレフトいくと言うた」
――最後は一振りで決めた。
「そらお前…(笑)その前にちゃんと打っとったらもっとはよ終わっとる。そんなん言い出したらきりがない」
――岡留が初セーブ。
「最初から岡留やったけどな。1点取ったからな、佐野一人だけ富田いこう思ったけど、そんなんやっててまたな、塁出してな、負担かかるから、アタマから最初からいけ言うと、もうな、構わへんからそんなもん別に」
――6回以降、中継ぎがしっかり抑えた。
「しっかりというか、先頭な、2ストライクからヒットとか、そんなしっかり抑えてないで、ほんま。先頭出過ぎよ」
――昨日から流れが。
「ええ、いやいや、それだけ言うたんや、ミーティングで。先頭とにかく抑えろって。昨日8回のうち5回先頭打者や。今日でもそうやろ、2ストライクからな、変に外、ストライク、ボール投げとったらええのに。のう」
――5回の青柳も先頭に打たれた。
「アウトコースばっかり投げるからやんかお前、外のところばっかり。何十回言うてんの。次また外やろ、林に。なんでインコース投げんねん。やっぱり佐野の時やな。温情が重なったやろ、佐野のところで行っとったら代打けえへんから。あそこは代打宮崎来るぞ言うとったけどのう。しゃあないわのう。結局は佐野のフォアボールよ。大体フォアボール絡んだら点になるやろ。そういうとこやんなあ」
――代打宮崎は想定した上で。
「うん、しゃあないやん。この時期であそこで続投はないわ、2点差で。笑われるよ」
――どんな形でも勝利が大きい。
「そらあ、なあ。途中で(広島が)逆転したとか、そんなこと言うてたから余計にやろうな」
――直接対決に勝つだけ。
「勝つだけというか。2試合するよ、試合。そんなもん、勝てるか言うても、向こうも勝つ気なんやから、両方勝たれへんねんから。まあ、どっちか勝敗つくけど、見とったらええやん、勝敗つくんやし」