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ボクシング日中親善試合 ホープの堀池空希&伊藤千飛が勝利 メイン堀池は「無敗のチャンピオンに」

スポニチアネックス 2024年9月21日 22時29分

 ◇プロボクシング「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」&「G.O.A.T.MATCH vol.4 日中平和友好4V4親善試合」(2024年9月21日 後楽園ホール)

 日中親善試合が行われ、メインイベントのスーパーライト級8回戦では堀池空希(ひろき、22=横浜光)がワン・ラクセン(25=中国)を3―0の判定(77―74、78―73×2)で下し、デビュー3連勝を飾った。

 1回からいきなりワンツーで相手をぐらつかせ、6回には右ボディーでダウンを奪った。「加油!(がんばれ)」コールで沸いた最終8回も打ち負けず、デビュー3連勝。3戦連続KO勝利は逃したが、極真空手で世界準優勝に輝いた父・典久さんの前で“大将”としての威厳を示し「ギリギリの判定で申し訳ないが、勝ってホッとした。これからもっと上に行くので期待して下さい」と笑みを広げた。

 得意の左ボディーはなかなかクリーンヒットできず「相手は体の強さとディフェンス力があってやりづらかった」と振り返りながら「長いラウンドを初めて戦えたのはいい経験。もっと倒せる選手になって、無敗のチャンピオンになりたい」と青写真を描いた。

 セミファイナルのバンタム級8回戦では伊藤千飛(せんと、19=真正)がラン・コウコウ(28=中国)に8回1分16秒TKO勝ち。立ち上がりはリーチ差を生かした左ジャブで圧倒し何度もロープ際に追い詰めたが、2回以降は接近戦に苦戦するなど、手数が激減。それでも最終8回にパンチをまとめたところでレフェリーが試合をストップ。KO負けがない相手を下しての2戦連続KO勝利に「めちゃくちゃ楽しくていい経験になった。倒せて自信になったが、自分は井上尚弥選手に憧れているのでもっと強くなれるように頑張りたい」と高みを見据えた。

 この試合に向けては前WBA&WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(32=BMB)とのスパーリングを重ねたが「拳四朗選手にフェイントを教えてもらって、(山下)会長にもボディー打ちを教えてもらったが、できなかったので帰ってもっと追いこんでもらいます」と苦笑い。元格闘家の姉・柚姫さんは現在、競輪選手を目指しており「今、姉が養成所で頑張っている。僕ももっと頑張りたい」と共闘を誓った。

 日本勢全勝とはならなかったが、WHO’S NEXT強化育成選手に指定された次代のスター候補の堀池と伊藤が実力を証明。日本勢3勝1敗で大会を終えた。

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