◇F1第18戦シンガポールGP 予選(2024年9月21日 シンガポール市街地コース=1周4.94キロ)
2戦連続リタイアからの巻き返しを期すRBの角田裕毅が5戦ぶりに予選3回目(Q3)進出を果たし、8番手につけた。シンガポールGPでは過去2年いずれもリタイアしていたが、前日20日のフリー走行で全体4番手のタイムをマークするなどコースに対応。予選1回目(Q1)を10番手、2回目(Q2)は9番手で通過と安定した走りを披露した。
予選3回目(Q3)はフェラーリのカルロス・サインツ(スペイン)がコントロールを失ってフェンスにクラッシュしたため、残り約8分の時点で中断。再開後は各車アタック1回の勝負となり、早めにコースインしたマクラーレンのランド・ノリス(英国)が1分29秒525で2戦ぶり今季5度目のポールポジション(PP)を獲得した。総合首位ながら7戦続けて勝利がないレッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が2番手。ルイス・ハミルトン(英国)、ジョージ・ラッセル(同)のメルセデス勢が3、4番手で2列目を占めた。前戦アゼルバイジャンGPで今季2勝目を挙げたマクラーレンのオスカー・ピアストリ(オーストラリア)は5番手だった。
表彰台から12戦遠ざかっているレッドブルのセルヒオ・ペレス(メキシコ)はQ2敗退で13番手。シンガポールGPを最後に契約解除の可能性が報じられている角田の同僚、RBのダニエル・リカルド(オーストラリア)はQ1敗退で16番手だった。
◇予選順位
(1)ノリス(マクラーレン)
(2)フェルスタッペン(レッドブル)
(3)ハミルトン(メルセデス)
(4)ラッセル(メルセデス)
(5)ピアストリ(マクラーレン)
(6)ヒュルケンベルク(ハース)
(7)アロンソ(アストンマーチン)
(8)角田裕毅(RB)
(9)ルクレール(フェラーリ)
(10)サインツ(フェラーリ)
<以下Q2敗退>
(11)アルボン(ウィリアムズ)
(12)コラピント(ウィリアムズ)
(13)ペレス(レッドブル)
(14)マグヌセン(ハース)
(15)オコン(アルピーヌ)
<以下Q1敗退>
(16)リカルド(RB)
(17)ストロール(アストンマーチン)
(18)ガスリー(アルピーヌ)
(19)ボッタス(キックザウバー)
(20)周冠宇(キックザウバー)