◇セ・リーグ 阪神1ー0巨人(2024年9月22日 甲子園)
虎の子の1点を阪神が総力で死守した。絶対負けられない巨人との直接対決第1ラウンドを勝ち切った。才木が7回無失点。3回に中野の先制打で、もぎ取った1点を守り切り、巨人に1差接近。72勝で巨人と勝利数で並び、対戦成績は12勝11敗1分け。阪神はセ全球団に勝ち越した形になった。岡田監督も勝負のポイントを「ノーアウト満塁でしょ。才木が頑張りました」と6回無死満塁での踏ん張りを称えた。以下は一問一答。
――大事な一戦、しびれるゲームだった。
「やっぱりね、ピンチはこっちの方が多かったんだけど、才木がね、やっぱり最後は力でね、ほんとねじ伏せたというか。ほんと、辛抱して辛抱してね。先、点取れたんだけどね、あとピンチの方が多かったんでね。そこは本当よく投げましたね」
――6回無死満塁のピンチもよくしのいだ。
「結局、フォアボール、フォアボール2つ重なったんでね。打たせって思ったんだけど、あそこは点取られるまでは才木に任そうと思って、まあね、ほんとよく力で抑えてくれましたね」
――初回無死二塁のバント処理も大きかった。
「大きかったですね、やっぱりね」
――総じて才木はエースらしい投球。
「そうですね。まあ、100球いかなかったけど、もうね、もうきょう大事な試合というのは分かっているので、初回からとにかく点はやらないというので、疲れ的には、もう9回投げ切った疲れがあったと思うので、あそこまで投げてくれたら十分ですね」
――少ないチャンスで点を取った。才木が犠打を決めた。
「まあそうですね、もう少しきっちりとやってくれれば良かったですけど、こういうゲームなのでね、とにかく一つでも前の塁に送るというかね。はい」
――近本がつないで中野がタイムリー。
「まだ序盤なのにね、だいぶ前進守備をしていたので、もう1点勝負みたいな感じだったんですけど、中野がよく打ちましたね」
――今日の試合のポイントは。
「いやいや、ノーアウト満塁でしょ。まあでも、ポイントは初回もあるし、一、三塁もあるし、いっぱいあったんですけど、3回かな、満塁を入れるとね、あそこは本当、才木が頑張りましたね」
――開幕前に阪神と巨人が優勝争いをするという話をしていた。
「そんなにうまくいかないんだけど、ここにきてそういう展開になっているので、残り少ないですけど、試合数も、1戦1戦ね、なんとか勝ちを拾っていくだけですね」
――1ゲーム差で高橋が先発する。
「いやいやもう、自分の球信じて、思う存分ね、ストライクゾーンに投げ込んでほしいと思いますね」