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【佐々木朗希に聞く】自己最多タイ9勝目 広がる投球の幅について「悪く言えばごまかしているだけ」

スポニチアネックス 2024年9月22日 22時53分

 ◇パ・リーグ ロッテ7―2西武(2024年9月22日 ZOZOマリン)

 ロッテの佐々木朗希投手(22)が22日の西武戦(ZOZOマリン)に先発し、7回、107球を投げ4安打2失点に抑え、22年の自己最多に並ぶ9勝目を挙げた。10三振を奪い、5月17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)以来、今季3度目となる2桁奪三振をマークした。

 初回に2点を失ったが、しっかりと修正した。2回に3者凡退で切り抜けたが、決め球は3人ともスライダーだった。この回の15球中、直球は6球、フォークは3球で、6球がスライダーだった。直球、フォークボールにスライダーを交え、2回以降はわずか2安打。直球は最速159キロにとどまったが、10三振を奪った。

 これで自己最多タイの9勝目。チームにとっても大きな1勝だ。この日のデーゲームでクライマックスシリーズを争う4位の楽天がソフトバンク敗れたため、その差は2.5ゲームに広がった。

 佐々木と報道陣との試合後の主なやりとりは以下の通り。

 ――2回以降は変化球主体の投球。

 「話し合って、打者によってですけど、できる最善の選択をとりながら投げました」

 ――三振取れた要因は

 「スライダーがいいところに決まってくれたのと、決めにいったときのフォークも良かったかなと思います」

 ――変化球で試合がつくれた。

 「それはそれで一つの形かなと思うけど、なかなか内容的に自分の中で満足いくものではないので、そこはそこでまた反省してやっていきたいと思います」

 ――真っすぐの手応えは

 「徐々にましにはなったと思うんですけど、あまり良くなかったので、そこはそこでしっかり次に向けてやっていきたいと思います」

 ――スライダーに関しては自信が付いた。

 「去年よりもスライダーに関してはうまく使えている反面、真っすぐとフォークは少し頼りないのかなと思うので、それじゃ駄目だと思うので、残り数試合になると思うんですけど、どうにかできる全てを出し切って、その後でゆっくりそこは直していきたいと思います」

――あと1勝で2桁勝利

 「2桁だけじゃなくてチームの順位にも関わってくると思うので、まずはチームが勝つことを考えてやっていきたいと思います」

 ――今年はスライダーが縦に落ちてるが、握りは?

 「一緒です」

 ――意識は?

 「変えてるつもりはないです」

 ――22年以来の9勝。当時は20歳。成長したところは

 「今年は特にあまりよくないと思うんですけど、色んなことを経験して、良くない中でも戦い続けている点に関してはまだ良いのかなと思います」

 ――苦しみながらも投球の幅は広がっている。

 「悪く言えばごまかしているだけなので、そこはまたオフとかを通して直していかないといけないかなと思います」

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