◇ナ・リーグ ドジャース6-5ロッキーズ(2024年9月22日 ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が22日(日本時間23日)、本拠でのロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。第5打席で2戦ぶりの一発となる今季53号を放った。この一発で2001年のイチロー(マリナーズ)が記録した日本選手最多を更新する128得点とした。史上初「50―50」を達成した19日のマーリンズ戦から4試合で5発目の大暴れで、両リーグトップに立つヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)に2本差に迫った。
大谷がまたもやってのけた。1点差で迎えた9回の第5打席。カウント2―1からのスプリットを捉えると左中間に飛び込む起死回生の同点弾。ファンは総立ちで大熱狂となった。さらにベッツがサヨナラ弾を放ち、劇的なサヨナラ勝利を収めた。負けていれば4連勝を飾った2位パドレスに2ゲーム差に迫られていた一戦。この危機的状況で大谷、ベッツがバットで重苦しい雰囲気を一気に吹き飛ばした。
試合後、スポーツ専門局「スポーツネットLA」のリポーターでドジャース担当を務めるキルステン・ワトソンさんのインタビューに応じたベッツは「この勝利は本当に大きい勝利だ。翔平がこのチームにいてくれてうれしい。僕はその勢いに乗って打つことができた」と大喜びだった。ここでT・ヘルナンデスがベッツの背後からウォーターシャワーの祝福。しかし、ワトソンさんは名門コロンビア大出身で全米大学体育協会(NCAA)1部に属するバレーボール部でプレーした元アスリートらしく華麗なステップでこの危機を回避した。
大谷が40―40を決めるサヨナラ満塁弾を放った際の試合後インタビューでは、T・ヘルナンデスやロハスのウオーターシャワーの祝福を受けた大谷とともに巻き添えになり、全身びしょ濡れになっていた。
この場面にSNSでは注目が集まり「ワトソンさんは一度ずぶ濡れになって危機察知能力がレベルアップしてますなw」「すっげェェェ!ワトソンさん ワロタw」「ワトソンさん今日はちゃんとよけられましたね」「大谷さんのときで学習したワトソンさん」などのコメントが投稿された。