米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(30)の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われた水原一平被告(39)の量刑言い渡しについて、水原被告の弁護人は22日、期日を10月25日から12月20日に延期するよう西部カリフォルニア州の連邦地裁に申し立てた。裁判資料によると、連邦地検側と合意しており、延期の公算が大きい。
弁護人は、水原被告がギャンブル依存症に関する鑑定を受けるため、精神医学の専門家を探していると説明。連邦地裁への提出書類を作成するには、現在の日程では間に合わないと主張している。
10月25日はワールドシリーズ初戦とあって、一部の米メディアは「大谷の元通訳は10月は史上最高のメジャーリーガーから窃盗を働いた罪で判決を受けるには理想的な月ではないことに気づいた」と指摘した。
ドジャースはポストシーズン進出を決定。もし水原被告の量刑言い渡しがドジャースのワールドシリーズ初戦と重なれば、あらぬ批判を招くおそれもあるだけに、事前にこれを回避したという見方だ。