オリックスのT－岡田外野手（36）、安達了一内野手（36）らの引退セレモニーが行われた。昨季までオリックスに在籍し、今季は米大リーグで活躍するドジャースの山本由伸投手（26）からのビデオメッセージが流れた。
まず、T－岡田に向けて、「Tさんとは、僕が初登板したときにTさんが一塁を守っていて、一緒に試合に出場できたときに僕もプロ野球選手になったんだなと実感したことを今でも覚えています」と初登板の思い出を振り返った。そして、練習姿勢について触れ、「オフの日にも練習している姿や、試合の日も一番に球場に出て来て打撃練習している姿をよく見ました。努力する姿を尊敬していますし、僕も最後まで努力し続けられる選手になりたいなと思いました」と語った。
安達の「難病かかえながらも、そういった姿を見せることなく、言い訳にすることもなくプレーしている姿」を回顧し、頼もしさをひしひしと感じていたことを打ち明けた。「記念のときにはプレゼントをくれたり、とにかく優しくしていただいた思い出ばかりで本当に感謝しています」と優しさに感謝した。
また、最終戦セレモニーで中嶋監督の“無茶ぶり”を受け、今季限りで引退する小田、比嘉にもメッセージを送った。
同じ投手の比嘉には「良いときこそ謙虚に、悪いときこそ明るくだぞと声をかけてもらったこと、比嘉さんにとっては何気ない一言だったかもしれません。僕の中では今でも大切にしているし、これからも大切にしていきたい言葉だなと思ってます」とし、小田にも「難しい場面での出場が凄く多かったですが、当たり前のようにプレーして、ベンチに帰ってくるする姿はとてもかっこよかったです」と思い出を語った。
最後は、「これから引退して時間ができると思いますので、ぜひ、ロサンゼルスでお待ちしています。長い現役生活お疲れさまでした」と締めくくった。