【在阪テレビ局アナウンサーの「アナランド」】令和の若者らしいユニークな発想なのか。「人前に出るサラリーマンになりたい」。そんな思いで毎日放送に入社したのが河西美帆アナウンサー（23）だ。
4歳からクラシックバレエを始め、就職後も週1回は通う。「バレエでメンタルを鍛えられたし、舞台慣れもしてます」と人前に出ることが全く苦にならない。20歳の時、将来を見据えてアナウンサーの道を志した。
アナウンサー試験は全国どこでも「関西弁禁止」が暗黙の了解事項。だが、毎日放送の入社試験で「関西人でしょ？ここから関西弁でしゃべって」と言われ、素の自分をさらけ出した。「それで評価が上がったそうです。合格してから聞きました」。夢をかなえた。
入社後、いきなり「よんチャンTV」（月～金曜後3・40）で大阪・泉佐野の犬鳴山で滝行。さらに阿波踊りや三重・長島のプールなどでロケに挑戦。「ホントに楽しい」と目を細めた。子供のころから「じっとしてなさい」と怒られたタイプ。自称“せっかち”でクラスのまとめ役。「みほ姉（ねえ）と呼ばれてました。見た目も5歳ぐらい上に見られて」と笑った。
活動派新人アナは最近話題の「オールインクルーシブホテル」にはまっている。ホテル施設内の食事や、プールなどのリラクゼーション施設、アクティビティーなどサービス料金が全部含まれるちょっと素敵なホテル。「インスタグラムで探してチェック。ゆっくりできます。お昼からお酒を飲んだり、昼寝をしたり。意外とリーズナブルで満喫できます」。社会人になってから週末の休みを使って友達を誘い、関西圏を中心に快適なひとときを過ごす。「ホカンス（ホテルバカンス）」とも呼ばれている。
「奈良や山梨がよかった」とお薦めスポットを挙げる。これから行ってみたい場所は「出雲のホテル・ザ・クリフ。お値段は高いけど気になります」。兵庫・淡路島のトレーラーハウスにも「泊まってみたい」と注目だ。
学生時代は陸上にチアダンス。河西アナは「しゃべりの勉強になるので、若いうちからラジオ番組をやりたい。ロケにも行きたい。全国ネットもやりたいです」。目標は情報・バラエティー番組で活躍する清水麻梛アナ（28）。常に前を見据えている。 （古野 公喜）
◇河西 美帆（かわにし・みほ） 2001年（平13）5月25日生まれ、兵庫県宝塚市出身の23歳。関学大から24年4月に毎日放送へ入社。趣味は旅行。特技はクラシックバレエ。